2023-05-19
痛み止めやかゆみ止めが脱毛させる代表的な薬ですが、小児で最も多い円形脱毛症の原因になるのが、モンテルカストという薬です。これは、ロイコトリエンという、知覚神経を刺激し、IGF-1を増やす成分の働きを抑えて脱毛させます。同類の薬で、プランルカスト(商品名:オノン)は、脱毛させません。モンテルカストが1日1回の内服であるという理由で、1日2回飲まなければならないプランルカストが処方されないのです。小児期に円形脱毛症が起こって、何十年も知続く場合は、小児期に気管支喘息があり、モンテルカストを使用され、円形脱毛症を発症する場合が多いのです。10代の男性患者さんも、家系に膠原病の方がおられ、花粉症でモンテルカストを処方され、1ヵ月後に円形脱毛症を発症しました。皮膚科に行っても治らず、悪化して、当クリニックに来院時は、重症の多発型円形脱毛症でした(写真、治療前)。カプサイシン、イソフラボンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、2か月後には、広い範囲に産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。今後は、状態の良いところから、順次、改善していくでしょう。このような重症の円形脱毛症を発症させるモンテルカスト、飲まないようにしましょう。悪夢を見る副作用もあり、円形脱毛症を発症することからも、文字通り、悪夢の薬です。