2022-12-13
30代の男性型脱毛症の患者さんは、10年前から薄毛が気になっていました。当クリニックを受診し、カプサイシンなどのサプリメントとアボルブという男性型脱毛症の治療薬で、IGF-1を増やす治療を開始すると、その2ヵ月後には、改善してきました(写真)。しかし、その後、継続的な治療はせずに、5ヵ月の治療中断、そしてその後も、3ヵ月の治療中断で、時々来院されました。男性型脱毛症は、治療さえ続けていれば、誰でも、スムーズに改善します。しかし、治療を中断すれば、また、元に戻っていきます。ところが、この患者さんは、治療を中断しても、毎回、受診時に改善が見られ、治療開始から、計8ヵ月間の治療中断期間を挟んで、11ヵ月後には、治療前と比べて、髪の毛もきれいになり、頭頂部の薄毛も明らかに改善していました(写真)。ただ、治療中断中は、毛のこしがなくなることを感じていたそうです。治療は中断しても、続けていたことは、当クリニックで指導したお湯シャンでした。結局、シャンプーを止めたことが、その後の大きな改善につながったことになります。まだ、シャンプーで、毛穴のよごれとされてしまった皮脂をとると、薄毛が良くなるなどという、まことしやかな大ウソを信じている人がほとんどなのはお驚きです。皮脂には、IGF-1を増やす作用があるので、シャンプーは皮脂をとり除いて、IGF-1を減らして、薄毛を悪化させます。当クリニックの患者さんは、皆さんシャンプーを捨てて、お湯シャンに変えてもらっているはずです。もし、こっそりシャンプーを使用している人がいれば、すぐにシャンプーを廃棄して、お湯シャンに変えて下さい。