2022-11-30
関西地方在住の10代の男性患者さんは、学校でのストレスとオロパタジンの内服と点眼(パタノ―ル点眼液)で、蛇行性脱毛を発症しました。勿論、皮膚科治療では効果がなく、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療で、順調に改善し、治療2年2ヵ月で、ほぼ治癒状態となりました(写真)。しかし、ここで、原因不明の再発が起こりました。再発の最も多い原因は、サプリメントとセファランチンの飲み忘れ、つぎに睡眠不足、そして、脱毛薬の使用、次いで原因不明です。この患者さんは、飲み忘れもなかったので、残念でしたが、蛇行性脱毛という重症の円形脱毛症だったので、再発しやすかったのでしょう。周囲の視線も気にしながらも、耐えて、治療を続けられて、全頭脱毛の状態から、5ヵ月後には、明らかな改善があり(写真)、この時にお母様がこのように言われました。患者さんであるお子様もお母様も、気丈に再発に耐えて治療を続けられ、改善が見られました。重症であっても、知覚神経を刺激する治療を長く続けられると、自律神経のバランスが安定してきて再発しにくくなります。また、最近は、ウルソなどを加えた、より強い治療になっているので、今度は再発しにくいでしょう。飲み忘れなく、熱心に治療をされています。悪いのは、脱毛薬(と処方する医者)ですね。