2022-10-01
関西地方在住の40代の女性患者さんは、円形脱毛症を発症し、皮膚科を受診しました。そして、かゆみ止めザイザルを出されて悪化しました。赤十字病院でステロイドパルス治療を受けても治らず(当然です)、関西地方では円形脱毛症を治せる医療機関が見つけられなかったので、当クリニックを探して来院されました。カプサイシンとイソフラボンのサプリメントとセファランチン(150mg/日)で、IGF-1を増やす治療を開始して、順調に改善しました。治療4ヵ月で、治癒と判定できたので、セファランチンを減量していくと、小さな脱毛斑ができて、再発したので、再度、セファランチンを150mg/日で治療し、治療1年11ヵ月後に、治癒と判定できました(写真)。治療1年9ヵ月後には、夜中に目が覚めるということだったので、市販の睡眠サプリである5ALAとグリシンを勧めました(図)。早速、服用されたら、その夜から、寝つきが良くなったそうです。そして、その2ヵ月後に治癒判定、しかも髪の毛の艶が、明らかに良くなっています(写真)。グリシンというアミノ酸は、当クリニックの院長の研究で、IGF-1を増やすことがわかっています。5ALAという物質は、これまでの臨床研究で、糖代謝を改善し、睡眠を深くすることがわかっており、おそらくIGF-1を増やすだろうと考えられます。ちなみに、5ALAは、新型コロナにも効果があることが示されています。脱毛症があり、睡眠が浅い患者さんは、これらの市販のサプリを試す価値ありです。勿論、カプサイシンとイソフラボンなどのサプリメントとセファランチンとの併用での話です。