2022-08-06
40代の男性型脱毛症の患者さんは、新型コロナ感染で内科を受診しました。診察した医者は、カロナールが新型コロナ感染では安全な解熱剤ということを知っていたので、カロナールを処方し、筋肉痛があるのでアリナミンを、そして風邪薬であるピーエイ配合錠も処方したそうです。ピーエイ配合錠には、脱毛する抗ヒスタミン剤が配合されていることは患者さんも知っていたので、これは飲みませんでした。しかし、このお医者さん、ピーエイ配合錠のことを知らないのでしょうか?アホな処方になりました。ピーエイ配合錠には、カロナールの成分であるアセトアミノフェンが配合されており、また、危険な解熱鎮痛剤であるサリチルアミドが配合されています。この処方何ですか?成分はカロナールとダブり、そして、せっかくカロナールを出しておきながら、一方では、危険なサリチルアミドを処方する、脳内崩壊ですね。もう一度、かかりつけ医を考え直しましょう!