2022-08-02
20代の女性患者さんは、お母様に円形脱毛症の既往があり、エピナスチントーワで円形脱毛症を発症しました。私立医大の皮膚科を受診しましたが、治りませんでした。全頭脱毛の状態で、当クリニックに来院されましたが(写真、治療前)、カプサイシンとイソフラボンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、順調に産毛が増えてきました。途中、仕事上のストレスで、一時的に脱毛しましたが、その後も産毛が増えてきました。ところが、友達6人と会食、そのうち、この患者さんも含めて3人が感染しました。発熱や咽頭痛がありましたが、2日間で治まりました。そして、感染から21日後、当クリニックを受診して、感染前よりも、明らかな改善が見られました(写真)。これで4例目です。知覚神経を刺激しておくと、病気も軽く済み、その後には、体の治癒力はバージョンアップします。新型コロナ感染が疑われる症状が出て、医療機関を受診しても、息苦しさなどがないかぎりは、医療機関は何もすることがありません。咽頭痛や発熱、倦怠感などがあれば、検査をして、陽性であれば自宅隔離で良いでしょう。そして、高熱による不眠などがある場合は、水分を十分補充して、アセトアミノフェン(タイレノールやカロナールという商品名の薬)を服用して改善を待てばよいでしょう。8月1日のヤフーニュースにカロナールが不足している場合の代替薬が医師により紹介されていました(スポニチの記事引用で)。なんと、ロキソプロフェンやイブプロフェンが勧められていました。このお医者さん、何もわかっていない!医学部学生時代に基礎医学を勉強していないようですね。ロキソニンやイブプロフェンは、同じグループの解熱剤でアセトアミノフェンとは全く別物で、代わりになるような安全な薬ではあーりません!このような基礎医学の知識が十分ないと、いくら臨床経験を積んでも、医学的なスキルは砂上の楼閣です。イブプロフェンは、以前にフランスの厚生省が、重症化するので新型コロナには使用しないようにと通達していました。いかにスポーツ新聞といえど、間違った医学記事は載せないようにしないと、命に係わる問題になります。