2022-07-25
ヨーロッパ在住の10代女性患者さんは、学校でのストレスと頭痛に対しての鎮痛薬の服用で円形脱毛症を発症しました。総合病院を受診すると、重症の円形脱毛症は治らないと医師から、はっきりと言われました(これは、正解です)。途方に暮れて、インターネット検索で、当クリニックを見つけられました。早速、遠隔診療で治療を開始することになりました。まず、カプサイシンとイソフラボン、そしてタキシフォリンのサプリメントをお送りして、次いでセファランチンを送りました。そして、患者さんのお母さん(日本人)から、”産毛が生えるのに、1~2年はかかると思っていたら、サプリメントを飲んで、10日後には産毛が生えてきて、驚いて喜んでいます!”とのお知らせがありました。最初は、カプサイシンの服用が慣れてなくて、患者さんは、強い胃の刺激症状が出たそうです。”今までで感じたうちで一番強い痛みだった”そうです。しかし、産毛が生えてきたことを確認された娘さんは、その後、飲み忘れなくサプリメントとセファランチンを飲まれて、胃の刺激症状も出なくなりました。治療13日後の写真を送ってもらうと前頭部の広い範囲に産毛が生えており(写真、赤い円内)、周辺の毛穴も膨らんで、広い範囲で、早くもIGF-1を増やす治療の効果が確認できました。地元の医師も、カプサイシンとイソフラボンの資料(HPのコピーでしょう)を望んだそうです。日本の皮膚科医師よりも、素直ですね。脱毛薬とかつらの装着を勧める役立たずの診療ガイドラインのようなものに縛られない自由があるからでしょう。日本の医学、進んでいるようで、基本的な部分で、遅れています。