2022-07-11
これは米国在住の6歳の男子患者さんのお母様の声です。米国在住中に円形脱毛症を発症し、皮膚科に行っても治らず、ステロイドの塗り薬を処方され、結局、全身の毛が抜ける汎発性脱毛にまで悪化しました。遠隔診療で治療の依頼がありましたが、セファランチンが、米国に送れるかどうかが不明でしたので、カプサイシンとイソフラボンのサプリメントのみでIGF-1を増やす治療を行っていました。そして、セファランチン80mg/日の併用を開始して3ヵ月後に、眉毛が生えてきて、”治療効果は信じていましたが、実際に見れて、励みになります!”と言われました。世界中の医療機関で治せない重症円形脱毛症、大きな不安を抱えておられましたが、今回、一時帰国して、当クリニックを受診されて、実際に両方の眉に白い産毛と黒い産毛が生えてきていることが確認できました(写真、赤い円内)。前頭部にも白い産毛が生えかかっていましたが、これには気づいておらず、お伝えすると喜ばれていました。これから、セファランチンを150mg/日に増量して、本格的な治療を開始します。米国のお友達のお子様(米国人)は、円形脱毛症を発症し、皮膚科を受診すると、アレグラ(脱毛薬)を出されているそうで、世界中で誤った無効な治療が行われており、アレグラが効くなどと言う論文を出した日本人皮膚科医師の責任は大きいですね。