2020-02-10
北陸地方在住の40代の女性患者様は、来院される3ヵ月前に、仕事のストレスと、常用していたクラリチン(抗ヒスタミン剤)のために、円形脱毛症を発症しました。近くの市民病院の皮膚科で、ステロイドパルス治療を受けましたが、生えるはずもありません。皮膚科では、エバステルという、脱毛する抗ヒスタミン剤を処方され、円形脱毛症は、悪化する一方でした。困り果てて、遠路、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療1ヵ月で、傷んだ毛と、毛の残骸である断毛が抜けて、新たに、多数の産毛が生えてきました(写真)。産毛だけで、つむじの形が、わかるほどです。皮膚科で、処方されたエバスチンで、大量の毛が、傷んでしまいましたが、IGF-1 を増やす治療で、生え変わる力も強く、頭全体に、それまでなかった、白い部毛と黒い産毛が、一斉に生えてきました。低体温もなく、治療に、よく反応されています。早い改善が、期待されます。