2017-05-26
IGF-Iは、頭皮の状態を良くして、育毛を促進するほか、プロスタグランジンという物質を増やし、また、脂肪を燃やす働きにより、体温を上げます。円形脱毛症を発症する人では、低体温(36℃未満)が多く、また、低体温が改善されない人では、治療効果が出てくるまで、時間がかかります。写真は、関西地方から、通院されている30代女性の円形脱毛症の患者様の頭部です。この患者様は、幼少時から、円形脱毛症を発症し、自然治癒していましたが、3年前からは、自然治癒せず、増悪していきました。近所の皮膚科へは、1回行ったきりで、見切りをつけられ(さすがですね)、名古屋Kクリニックへ来院されました。IGF-Iを増やす治療を開始して間もなく、頭皮で、毛穴が黒く目立ち始め、中には、もう産毛が顔を出している部分も確認できました(写真)。この患者さまは、初診時、体温が、35.5℃でしたが、治療1ヵ月後に、36.4℃まで上昇して、体が温まってきたと言われていました。育毛へのスタートが切れました。頭皮の状態が良くなると、頭皮は、その厚みを増して、柔らかくなり、よく動くようになります。パンジェントジェルを塗るときも、同時に、頭皮のマッサージを行って下さい。