2016-10-01
抜毛症は、脱毛症とは異なり、何らかの精神的な要因で、自ら毛を抜いてしまう衝動から逃れられない病気です。この写真は、抜毛症の男子の患者様の頭部写真です。当クリニックのIGF-Iを増やす治療で、抜毛した部分でも、速やかに毛が生えてきて、また、抜毛癖も徐々に治まり、治療5ヵ月で、ほぼ治癒しました。IGF-Iには、育毛効果のほかにも、鎮静効果や抗うつ効果があります。おそらく、治療により、IGF-Iが増加し、それが育毛と鎮静の両方の効果を発揮したものと思われます。現在、成人の方で、円形脱毛症と抜毛症の両方の治療で、通院されている患者様もおられますが、明らかな円形脱毛症の改善に加えて、抜毛癖も改善されつつああります。