2016-03-29
ロキソニンの服用で、腸閉塞が起こることが報告され、身近な解熱鎮痛剤で、このような重篤な副作用があることに、多くの方たちが驚きました。
このような非ステロイド系抗炎症剤には、胃潰瘍などの副作用があることは、古くから知られていました。しかし、解熱鎮痛剤により、育毛物質IGF-Iが減少するので、脱毛が起こります。当クリニックの患者様には、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤の使用を控えてもらっています。
しかし、上の写真に示すように、40代の円形脱毛症の男性患者様は、痛風発作で、処方されたロキソニン2錠を3日間服用してしまい、その後、頭髪と眉毛、まつ毛までも、失ってしまいました。製薬会社には、この副作用は、すでに報告しています。
IGF-Iが減ると、脱毛以外の、副作用も起こる可能性は非常に高く、腸閉塞も、この結果かもしれません。
脱毛症治療中の方たちは、解熱鎮痛剤と抗ヒスタミン剤の服用は、控えて下さい。