2023-09-09
関東地方在住の3歳男子の患者さんは、あのこわいモンテルカストを長期間投与されて、円形脱毛症を発症しました。祖母の方に円形脱毛症の既往がありました。前頭部に脱毛斑がありましたが、さらに全体に毛が抜けて、毛量が減っていました。関東地方の皮膚科では治らず、当クリニックに来院されました。3歳でしたが、カプサイシンやイソフラボンの入ったサプリメントのカプセル、さらにセファランチンの散剤も飲めて、傷んだ毛の生え変わりもありましたが、治療前にあった脱毛斑(写真、青い円内)は、分からなくなりました(写真、赤い円内)。この時にお父様が、驚いてこのように言われました。このお父様、カプサイシンのカプセルを口の中でかみ砕いて、少し辛いですねと言われました。すごいからいものフェチです。お子様にも、この体質が遺伝して、カプサイシンを平気で飲めたのでしょう。カプサイシンに強いので、治療を続けると、毛の生え変わりを経て、改善するでしょう。